2015年1月9日金曜日

Elika’s Escape

退出者続出!ユニセフがその名を伏せて実施した、心震える「新作ゲーム発表会」:MarkeZine(マーケジン)

一昨日くらいにバズってたこの記事。ゲームの新作発表だという触れ込みで人を集めて、その実態は南スーダンの現状を見せる為のユニセフによる啓蒙映像だったっていうやつ。もの凄い上から目線で感動する。
ユニセフの人達にとってこの映像を見せてる連中ってのはみんな現実世界の凄惨な実情を知らずに暴力ゲームに熱中する現実との区別があやふやな戦争賛美主義者なわけでしょ。ゲームイベントに集まったって共通項だけを持つ大勢の人間をこういう一つの人格と見做して、そういった愚かな人々を導いてあげなきゃみたいな使命感を抱いてのこういう活動だったわけでしょ。純粋に新作ゲームの発表を楽しみにして来場した人の都合とかそういう人がこの映像を見て(こういう扱いをされて)どういう感情を抱くかとか一切お構い無し。

上の画像のスパイダーマンのコスプレした人とか、イベントを盛り上げる為にコスプレして来たのにこの発表会に参加した瞬間に「現実を知らされて衝撃を受ける愚かなゲーマー」になっちゃってる。
そもそも南スーダンの女の子をゲームの主人公、その子の生活をサバイバルホラーゲームって称するのも救いたい対象への扱いとしてどうなのって感じだし。
結局のところユニセフにとってこの映像を見せる相手がどんな人間なんだとか、映像の中の少女がどんな人間なんだとかはどうでもいいんだろうな。引鉄を引く相手の家族を想像しないようなもん。そういう姿勢が感じ取れて好感が持てる。なんか高学歴特有のサイコパスって感じがしてすごくいい。ゲームのキャラに相応しい。だからある意味ゲームイベントとしても相応しい。わけではないか