2015年5月10日日曜日

Hearthstoneのすごいとこ



ビデオゲームならでは!って思ったポイント





・RNG要素がめっちゃ強い
RNG(Random Number Generator)、乱数要素のある効果を持つカードがめっちゃある。与えるダメージ量や効果の対象がランダムだったり、「コストXのミニオンをランダムで召喚する」みたいにデッキに組み込んでないカードを出せる能力もある


物理的なカードゲームじゃさすがにここまでのRNG要素を盛り込むのは手間やゲームテンポを考えても現実的じゃないよね、いちいちダイス振ってられない。こういう要素が嫌いって人もいるだろうけど僕は好きですね。劣勢を跳ね返せる場面が生まれやすくて負けてても最後までプレイしてみようって気になる。当然逆に思わぬ大惨事に見舞われる場面もあるんだけどね。上に挙げたPiloted ShredderからDoomsayerとか出てくるとプレイヤーのどっちかは確実に泣くことになる


・カードを使いまわせる

現状9種類まで自分のデッキを保存できる。もっと枠欲しい。
同じカードは最大でも2枚までしか入れられないルールなんで2枚まで手にいれれば後は複数デッキを用意してもその2枚を使いまわせる。ここらへんも電子ゲームの強み

3枚目以降の手に入ったカードは「Dust」っていうお金とは別のリソースに変換できて、それを使って自分の好きなカードをクラフトできる。1枚しか無くてもDustに変換は可能。レアカード程Dust生成量が大きいんで「レアカード当てたけど自分の作りたいデッキには使わないな」って時にはこの機能がめっちゃありがたい。救いがある。


・Arenaモードで資産差を気にせず遊べる
「Hearthstoneは無課金でも遊べる!」なんて都合の良いことは言わない。課金してカード買って遊んだ方が絶対楽しい。でもお互いのカード資産の差を気にすることなく、初心者でも色々なカードを使って遊べるArenaってモードがある。


シールドデッキルールって呼ばれる、未開封のパックをその場で開封して即席のデッキを組み立てて対戦するルールがMTGなんかであるけどアレみたいなもん。あれはお金めっちゃかかるから気軽に出来ないけどね。3枚提示されたカードの中から1枚を選ぶ。それを繰り返していって組み立てたデッキで対戦するモードがArena。自分の所持・未所持に関わらず全てのカードが提示される可能性があるんで、資産ではなくてカードピックのセンスとプレイングで勝負する感じ。と言っても提示されるカードに依る部分が大きい、つまり運要素が大きい

Arenaモードはゲーム内マネー(150G)かリアルマネー($1.99)を払わないと遊べないけど、ゲームを遊んで毎日更新されるデイリークエストをこなしていれば2,3日に1回は参加できるくらいの少額なんで大体みんな無課金分で遊んでる。リアルマネー払って遊んでる人はあんま居ないんじゃないのって印象
「3敗するまでに何勝できるか」ってルールで、勝利数に応じてArena終了後に貰えるご褒美に差が出てくる。3勝3敗で大体入場料とトントンくらいのアイテムが貰えるんでそこまで気負う必要は無い。全敗してもカードパック1つ(100G相当)貰えるし、それより多く勝てばもっとお得なリワードになるしな。最近スマホ版も出て馬鹿なキッズが大量にいるだろうしArenaやってそいつらを養分に資産を築こうと目論む悪い大人たちが周りにも結構おる。何より「色々なカードに触れるんで初心者の内はArenaで色々なカードに触れつつカード集めたらいいよ」みたいなことを言うHS経験者は多い。僕はめんどくさかったんで最初に課金して80パックくらい買いましたけどね


こんなところかな。ゲームのルール自体は勿論面白いんだけど、今回はそれ以外ですごいなって思ったとこ書いてみた。カードゲームの楽しさ+電子ゲームの楽しさを併せ持った革新的なゲームだと思うよマジで。FPSとMOBAで溢れかえるTwitch視聴者ランキングにカードゲームが入るなんてもうホントにビックリした。もうホントにこのゲームスゴいって、Blizzard様スゴいってね。またひとつ確信させていただきました。